2009年12月10日木曜日

ネチガエ

 朝、起きたら首が回らない。左や前に、そして後ろにもいかない。どうしてネチガエになるのと質問された。
 結果的には、首を前から支えている斜角筋という筋肉が過緊張を起こして首の骨をロックしている状態である。
 斜角筋は、首の各椎骨から第一肋骨および第2肋骨に着いている。肋骨部(付着部)を固定すると、首を前に曲げたり、右や左方向に回す働きをする。首の椎骨(起始部)を固定すると、呼吸する時に胸郭(胸骨や肋骨)を引き上げる働きをする。
 斜角筋は、胸郭の動きが悪くなって固くなると、引き上げることができずに、逆に首の椎骨を前下方にに引っ張ってしまう。そこで首の椎骨(とくに頸椎5番)がロックされて、首が動けなくなって、助けてとなる。
 ということは、首から下の問題が75%で、首の問題は25%となる。首を治す時は、下から治していくことが大事になる。
 また、以前は、腰が痛くて来ていたのに、この頃は、首の周辺がおかしいとやってくる。使い方がおかしいのか、それとも上司と合わなくて、長い間、脳が発火しているせいなのか。
 簡単にネチガエといっても奥は深い・・・。