2010年6月10日木曜日

修業時代

 22年前に、名古屋でアシスタントとしてカイロプラクティックの修業をしていた。場所は、昭和区上山町で通称「石川橋」というところだった。
 朝8時には治療院に行って、帰るのは夜の9時過ぎだった。とても繁盛していて、院長の人柄と確かな知識・技術が、患者さんから信頼を得ていた。私もそうなりたいと思い仕事をしてきたが、まだ足元にも及ばない。
 患者さんは、社長さんが多かった。自分が倒れたら、従業員が困るので、分刻みのスケジュールに、カイロプラクティックの治療日を設けていた。
 壊れる前に手入れをする、予防としてカイロプラクティックに着目していた人が多かった。ところが青森で開業してみたら、壊れて動けなくなってから来院する人が多い。土地柄でこうも違うのかと驚いた。
 世界でも有名な車を作っている社長さんが、若い時に従業員の健康を気遣って治療を受けさせていたのが記憶に残っている。
 これを書いていて思い出したのが、インド人が経営するカレー料理屋さんがすぐそばにあって、ナンと一緒にチキンカレーを食べたらおいしかった。その頃は、お金がない時代なので、簡単にいくことはできなかったが、まだ、お店があるのだろうか。