No.1776
咳を気にしていたら
いつの間にか田植えが始まっていた
昔は田植えは一家総出で行う
祭りみたいなものだったが
運転手がいなくても
真っすぐに植えていく自動田植え機
ハイテクすぎて
感動も何もない
我が家で
田植え機を買ったころは
乗用ではなくて歩くやつ
1日
泥の中を歩くことになるので
結構きつかった覚えがある
でもね
楽しかった記憶がある
土の臭い
風が香る
日を一身に浴びる
田んぼの水が鏡のようになって
顔は真っ黒に
田んぼのあぜ道で食べた
おにぎりはおいしかった
自然相手なので
人間らしい生き方ができた
ところが今は
1年中治療院の中で働いている
そこで
人間らしさを取り戻すために
ブナ林を良く歩くようにしている
五感を研ぎ澄ませて歩くことで
山のエキスやエネルギーなどを
受け取ることができる
バイオエナジェティックの
トム先生から学んだことは
治療を高めていくうえで必要なことは
自然の中に答えがある
ということを覚えておくとよい
すぐに何が答えなのか分からなくても
人間は自然の一部であり
自然に生かされていることは
体感できる
同時にこんな気持ちも湧いてきた
便利さを求めるあまり
自然をないがしろにしていませんか
車や携帯、エアコン、冷蔵庫などは
生活していくうえで必須
電気のない生活を送ったとしたら
不便だが
家族全員が健康になる
便利を追求すればするほど
人間は弱くなっていくとしたら
ここいらで
不便を楽しむ余裕が
あってもいいのでは
年を重ねるほど
畑仕事や土いじりが好きになるのは
やはり
私たちは自然の一部
だからかもしれない