2022年4月5日火曜日

農閑期に手入れに来る老夫婦

 No990

自宅の駐車場に

山のごとく積み上げられた

固い雪も消えた

 

 

昔は小野家は農家だったので

ハウスにビニールをかけて

 

作業場で育苗箱に

肥料を混ぜた土を入れて

その上に種もみを撒いて

 

種もみが見えなくなるまで

土をかぶせてでき上り

 

 

枚数がたまったところで

ビニールハウスの中の

地面に並べていくので

 

めっちゃ腰に来る

 

 

並べ終えてシルバーシートを

かぶせる頃には

 

 

腰が伸びなくなっていた

 

 

普段使わない筋肉を使うので

全身筋肉痛になるのだが

 

 

日差しを浴びながら土に触れるので

 

生きている

 

という実感を強く感じたものだ

 

 

 

 

 

中泊町の自宅から

車で1分の所に住んでいる

70代前後の夫婦が

以前から治療に来ている

 

 

以前は

30分ほどかけて五所川原店へ

 

 

今は近くていいわ~

 

と入ってくる

 

 

旦那さんは

稲づくりと出稼ぎで

生計を立ててきたが

 

大病を機に出稼ぎは辞めて

稲づくりに精を出している

 

 

 

奥さんは

一緒に稲づくりをしながら

冬は親の面倒を見てきた

 

 

2人とも無理してきているので

からだはボロボロ

 

 

でも農閑期に治療に来て

からだを整備しているので

何とか働けている

 

夫婦を治療する時の

心構えは

農作業の機械と同じで

 

✔️サビているところを磨く

 

✔️緩んだネジをしめなおす

 

✔️あらゆるジョンイトにグリスをさす

 

 

機械だったら

部品交換すればいいのだが

からだはそうはいかない

 

今使っている部品を

長く使えるように磨き上げる

 

 

 

長く治療に来ているので

どこをどうすれば

 

からだが

喜ぶかを知っているのが

小野治療院の強み

 

 

治療を終える頃には二人とも

 

 

満面の笑顔になってくれる

 

 

ありがたいを

表現してくれるので

治療のしがいがある

 

 

夫婦の特徴は

奥さんが

おしゃべりで場を盛り上げて

 

旦那さんは

寡黙であまりしゃべらず

聞く方に徹している

 

 

お互いを信頼しきっている感が

治療院の空間に漂う

 

 

応援したい夫婦で

ぜひ80歳まで

現役で働いてもらいたいものだ