No990
自宅の駐車場に
山のごとく積み上げられた
固い雪も消えた
昔は小野家は農家だったので
ハウスにビニールをかけて
作業場で育苗箱に
肥料を混ぜた土を入れて
その上に種もみを撒いて
種もみが見えなくなるまで
土をかぶせてでき上り
枚数がたまったところで
ビニールハウスの中の
地面に並べていくので
めっちゃ腰に来る
並べ終えてシルバーシートを
かぶせる頃には
腰が伸びなくなっていた
普段使わない筋肉を使うので
全身筋肉痛になるのだが
日差しを浴びながら土に触れるので
生きている
という実感を強く感じたものだ
中泊町の自宅から
車で1分の所に住んでいる
70代前後の夫婦が
以前から治療に来ている
以前は
30分ほどかけて五所川原店へ
今は近くていいわ~
と入ってくる
旦那さんは
稲づくりと出稼ぎで
生計を立ててきたが
大病を機に出稼ぎは辞めて
稲づくりに精を出している
奥さんは
一緒に稲づくりをしながら
冬は親の面倒を見てきた
2人とも無理してきているので
からだはボロボロ
でも農閑期に治療に来て
からだを整備しているので
何とか働けている
夫婦を治療する時の
心構えは
農作業の機械と同じで
✔️サビているところを磨く
✔️緩んだネジをしめなおす
✔️あらゆるジョンイトにグリスをさす
機械だったら
部品交換すればいいのだが
からだはそうはいかない
今使っている部品を
長く使えるように磨き上げる
長く治療に来ているので
どこをどうすれば
からだが
喜ぶかを知っているのが
小野治療院の強み
治療を終える頃には二人とも
満面の笑顔になってくれる
ありがたいを
表現してくれるので
治療のしがいがある
夫婦の特徴は
奥さんが
おしゃべりで場を盛り上げて
旦那さんは
寡黙であまりしゃべらず
聞く方に徹している
お互いを信頼しきっている感が
治療院の空間に漂う
応援したい夫婦で
ぜひ80歳まで
現役で働いてもらいたいものだ