2012年10月10日水曜日

脳梗塞の患者さん

3日間意識がなくなり眠っていたという。
気が付いたら病院のベッドの上だった。
右半身が動かないどころかひきつっている。
痛みも伴う。
言葉も上手に喋れない。
医者から、脳の悪いところに問題があるので良くならないのでは・・・。

しかし、すべてを受け入れた。
悲壮感も、なぜ私がこんな目に・・・とも思わなかった。
現実を素直に受け入れた。

やることは寝ていることじゃない。
動くことだ!!
リハビリを続けた。
右手が使えないなら左手だ。
文字を書いた。
食事も左手にした。

私のところに来て、良くなりたいから治療をして!!
家族の応援があり1週間に1回、治療に来た。
こわばっていた右手がかすかに動き出した。
ひとつひとつの指が動き、自分の意思が伝わるようになった。
担当医が驚いていた。

彼女の頑張りが、同じ病気の人を動かした。
彼女の姿勢が、みんなに勇気を与えた。
悲観している人たちがリハビリをするようになった。

人は、どん底に陥った時にどんな思考や行為を選択することで、その人の真価が分かる。
素晴らしすぎる。
支援していきます!!