40代のセールスの方が股関節が痛いと訴えて来院された。
「ここへは誰に聞いてきたの」と質問したら「八戸のホテルのマッサージをしてもらったおばちゃんに、ここがいいよと教えてもらった」と話してくれた。
全然知らない人からの紹介に驚いた。
ベットにうつぶせになってもらい背中を触ったら皮膚や筋肉がユルユルでグニュという感触だった。
これはと思って「1日にコーヒー何杯飲んでいるの」に対して「コーヒー2リットル」という答えが…。
1日5杯どころではなくて500mlのボトルを4本!
日中眠い、頭が痛い、肩こりで、右の股関節が痛くてあぐらをかけない、全身の関節がギスギスするという訴えにどこから攻めていくべきか。
眠いというキーワードでは、いびきがすごいのと呼吸が止まっていると奥さんに言われたことがあるということで、まずは睡眠時呼吸障害の検査に行ってもらう。
もうひとつはコンデションを上げることで疲れが取れやすい体にするための治療を行う。
これらを説明して納得していたが、最後に質問された。
「今飲みかけのコーヒーがあるんだけど捨てたほうがいいの?」
コーヒーのない生活は考えられないという顔だった。