尾花プロスピーカーのセミナーが八戸市パークホテルで行われた。
180名ほど駆け付けて会場はほぼ満杯となった。
尾花選手はヤクルトにドラフト3位で入団した。
プロで投手として活躍するにはスピードが足りないと分かった。
そこで、当時活躍していた安田投手を手本にコントロールとキレに重点をおいた。
キャンプでは4.500球を投げてコントロールを身につけていった。
今では2.000球も投げたら異常だと言われる。
1年ほどでコントロールが身につきヤクルトのエースとして活躍できるようになった。
求めるものを明確にして行動したら結果が出た。
小さい頃、実家が貧しくて、いつかは親孝行しようと思っていた。
念願のプロになって、新人時代から少ない金額を仕送りし続けた。
実家は、古くて隙間だらけで、冬は外にいるのと同じくらい寒かった。
親が家を建てるときに援助した。
ずっと親孝行すると決めて野球をしていたので夢がかなった。
アチーブで学ぶようになってからは家庭を試みるようになった。
ごみ袋を出したり洗濯、掃除をしたり食事を作った。
それまでは男子たるもの家事をするなんてという主義だった。
淡々と話していくが底流には熱いものであふれていた。
どんどんと押し込んでくるようなプレゼンだった。
やはりプロという厳しい世界で活躍した経験が実となっているので心に響く。
尾花プロスピーカーと出会えた縁は大切なものとなった。