2016年2月9日火曜日

手のしびれ

2年ほど音沙汰のなかった40代の男性が左手がシビレると訴えてきた。
病院のMRI検査で、首の5~6番間の椎間板ヘルニアという診断だった。
頚を左へ回転させて顎を上げることで、首の椎間板に負担がかかり手のしびれが強くなったらヘルニアがメインとなる。
しかし、手のしびれもの痛みも変わらない。
そこで、斜角筋という首を前から支えている筋肉に緊張があり、つまむと手の方へしびれが誘発された。
そこで斜角筋の緊張はどこから来ているのか探したら、斜角筋の付着部である肩鎖関節が不安定で浮いている感じになっていた。
肩鎖関節を安定させることで斜角筋の緊張も少なくなり手のしびれも薄くなっていった。
5回くらい治療すると良くなりますよと言った。
一見怖そうな男性だが、ニコッと笑って「また来ます」と帰っていった。
満足してもらい、こちらもありがたかった。