数日ぶりに岩木山が顔を出した。
恥ずかしいのか灰色の雲を顔にまとっていた。
津軽平野は緑から黄色に染まり、秋の気配が漂う。
このきれいな景色がいつどうなるか分からないことを北海道の地震が物語っている。
患者さんに、まさかの事態に備えていますか!の質問にほとんどの方が準備していると答えた。
一番多かったのが反射式ストーブだ。
寒いのが一番つらいことを青森県民は知っている。
ここ数年、大きな災害が来ていないのは東北・北海道で青森県だけだ。
あたりまえのことがあたりまえでなくなる前に備えは必要だと教えてくれた地震だった。