2019年11月6日水曜日

心と体がバランスよく回転することで



今朝の新聞に
県・青森市と大連
協定15周年
交流「実利に発展を」
という記事が載っていた

交流当初は
青森の中小企業が
かなりの数、進出していたが
今は、あまり聞かなくなった


大連には
20年ほど前に解剖に
行ったことがある


大連医科大学で解剖を
1日10時間を10日間ほど行った

最終日はテストがあり
一生懸命学んだ記憶がある



なぜ大連かというと
教授陣が戦後
日本に来て医学を
学んでいたので日本語が話せる

検体が年代別に
10代から60代までとり揃えてくれた


大連に行った前年に
シカゴへ解剖の勉強に行った

シカゴにある
ナショナルカレッジの
お世話になったが

アメリカは医療が進んでいるため
検体は80代以上だった

普段、治療しているのは
若い人たちなので
若いからだの解剖をしたかった


解剖については
すごく勉強になったし
充実していた



問題は別なところに!?

大連医科大学構内の
迎賓館みたいなところに宿泊した


きれいな建物と聞いていたが…

部屋に入って目が点になるびっくり

ハエと蚊が渦巻き状に乱舞

ベッドのばねが効いていなくて
どこまでも沈み込む

トイレは壊れていて
汚い水が浴槽に

私を始め
何人もお腹を壊した

大学側も初めて
日本の研修生を招いたので
勝手が分からない

夕食にも思い出が!!

青島ビールが窓越しに並んでいた

冷えてないビールは
すごくまずかったが

毎日飲むと
おいしくなるから不思議だ

当時、中国では
飲料を冷やす習慣がなかった



私たちの意見を
取り入れてくれて

解剖の後半には
すべてのことに
対応してくれて快適になった



勉強の合間に
観光に連れて行ってもらった

最新のビルの隣に
掘っ立て小屋があり
貧富の差がすごかった

ぽっちゃり型の
日本人体系をしている人は
ベンツに乗っていて

筋肉隆々の人は
はだしで歩いていた


どちらが幸せで
健康的かは一概には言えないが


そもそも
 人間とは

を考えさせられた



日本人が
精神的にも肉体的にも
一番強靭だった時が
おしんの時代だったと言われている



それ以来
社会環境が良くなるにつれて
肉体を使わなくなり


物があふれて満たされると
心が崩壊していく


すさんだ事件が起きるのは

あまりにも
便利すぎる世の中になって

人間関係が希薄になってしまった
せいかもしれない


心という前輪と
体という後輪が


一緒に回ることで健康でいられる


どちらかがついてこれなくなると
病気やうつになってしまう

定期的に
体の手入れをすることで
同時に
心にもアプローチをしては
みてはいかがか!