2019年10月30日水曜日

100年の時を経て輝きを増す



むか~し
家族でお宝鑑定団を
見ていた時に
ステンドグラスが鑑定された

高額な値段がついて
会場はビックリ!


でもね!
宮越家には
もっといいのがあるんだって

家族で話した記憶がある


我が家は
青森県北津軽郡中泊町尾別
という
恐ろしいはど ど田舎!


我が家から10件ほど
離れたところに宮越家はある

宮越家は
もともとは地主で
当主のことを
宮越の旦那と呼んでいた


子供の頃
親の使いで
屋敷の中に入ると

右手に
かまどがあって

左手には
大きな座敷があった

子供心に
すごいお家だと思った



そんな
宮越家には
長い間
人に見せては
いけないものがあった



その宮越家が
町の活性化の切り札に
なろうとしている




中泊町では
何とか観光で
町を活性化できないかと
悩んでいた


観光バスが
寄っていく名所がないか花火


そこで宮越家の
ステンドグラスが着目された


先日、パルナスで
小川三知と宮越家ステンドグラスの
フョーラムが行われ
300名ほど駆け付けた

「小川三知」研究第一人者の
田辺千代さんの発表に熱が入る

田辺さんは宮越家を訪ねて
三知の作品であることを証明した


では小川三知とはどんな人物か
  (1867~1928)
江戸時代から続く静岡の
眼科医の次男として生まれる

家督を弟に譲り
東京美術学校卒業後は
渡米し、絵画から
ステングラスに美を見出した


彼の主な作品は

鳩山一朗邸
横浜市記念会館
安藤記念教会

など有名な邸宅にあるが


なかでも小川三知の最高傑作が
宮越家のステンドグラスである

100年経つのに修理を一切していない

まるで奇跡のようだと講演する田辺氏


庭園とステンドグラスの融合
障子4枚組(アジサイ・コブシ・ケヤキ)


十三湖に浮かぶ小廻船


会場で説明を聞いていた
宮越家の奥さん

そんなにすごいものなのと驚く


宮越家には
小川三知との
手紙も多く残っていて

100年前の交流が
今、輝きだそうとしている


一般公開は
お家の改修や庭の手入れがあり
来年、秋からとのこと





100年経っても
価値が変わらないどころか
価値が増している


本物は時を超える

今日はフォローできないので
ここまで